毎日のように食べる食パン。
実は食パンは焼くと、焼きたての状態に近くなるので美味しくなるんですよ♪
焼き方にはちょっとしたコツがあります。
どのコツもとても簡単なので、あなたも試してみてはいかがでしょうか?
私も毎日のようにトーストを食べますが、焼き方を少し変えただけで、さくふわ絶品トーストになりましたよ♪
食パンを焼くと美味しい理由
食パンは焼くことで焼きたての食パンに近い状態になるため、美味しく食べられます。
食パンは焼いて作られているのに、なぜわざわざ焼いて食べるの?
確かに同じ主食でも、ご飯は一度炊いたものを再度炊いたりしないですよね。
このような二度手間のようなことをするには、理由があります。
焼きたての食パンって、柔らかくてフカフカしていて、そのまま食べても美味しいですよね。
美味しさの理由は、生だったデンプンが糊(のり)状になったからなんです。
焼きたての食パンが冷めるとデンプンが老化して固くなり、元の状態に戻ります。
美味しくない訳ではありませんが、焼きたての食パンには敵いません。
食パンをもう一度焼くことで、デンプンが糊状になるため、美味しいのです。
美味しいトーストの焼き方のコツは4つ
食パンを焼くと美味しくなる理由がわかったところで、焼き方をお伝えします。
基本となるトースターでの焼き方のコツは次の4つです。
これから詳しく解説しますね♪
予熱してから高温で焼く
食パンを焼くときは、【3〜4分】予熱してから、高温で焼きましょう。
食パンの美味しさの秘訣は「水分」。
トーストのサクふわな食感を引き出すには、食パン内の水分をキープして焼くのがポイントなんです。
一般的な食パンは、表面温度が190〜220℃に達すると炭化が始まり、パンの表面に焼き色がつきます。
トースターの庫内の温度が低いままパンを入れてしまうと、温度の上昇とともにパン内の水分が抜けてしまうことに。
トースターのメーカーによって差はありますが、パンを焼くのに適した温度になるまでに平均3分ほどかかると言われています。
そのため、3〜4分予熱で庫内を温めてから、食パンを焼くのがおすすめなのです。
焼く時間は2分半が目安
食パンは、下側を奥にしてトースターに入れ、【約3分以内】で焼きましょう。
焼く時間は食パンの食感など好みの時間で構いません。
時間は下記の表を参考にしてみてくださいね。
時間(分) | 食感・味わい |
---|---|
0分 | 食パンそのものの味が楽しめる |
約1分 | ほんのり温まる |
約2分 | うっすらと焼き色がつき、サクサク・もっちりの2つの食感が楽しめる |
約2分半 | 美味しそうに見える焼き色がつく |
約3分 | 焦げる寸前のサクサク感と香ばしさが楽しめる |
食パンは一般的な6枚切りを想定した時間となっているので、厚さに応じて調整しましょう。
そして食パンをトースターに入れるときはパンの下側を奥に向けます。
食パンに上下とかあるの?
食パンは焼いたときの状態と同じ向きで袋に入っているんですよ。
食パンを買ったときに袋に入っていた状態を覚えておきましょう。
食パンの上側は密度が低く、ふわふわしており、熱が伝わりやすいのが特徴。
対して下側は密度が高く、もちもちとした食感で、熱が伝わりにくいのです。
トースターは奥の方が比較的に温度が高いので、熱の伝わりにくい下側を奥にしていれると焼きムラがなく均一に焼けますよ♪
霧吹きや専用グッズで加湿する
予熱した庫内に霧吹きでぬるま湯を吹きかけたり、トースター専用の加湿器を使って加湿すると、パン内部の水分を保てます。
トースターの熱源は電源コイル。
加熱すると庫内は乾燥するため、長く焼くほどパン内の水分を奪ってしまいます。
庫内が十分に温まる前から食パンを焼くと、焼き上がる前に水分が蒸発してしまうので、トースターをしっかりと温めてから加湿し、焼くのがポイントです。
表面はカリッと、中はふっくらとした食感に仕上がりますよ♪
焼く前の食パンに切り込みを入れる
焼く前の食パンに切り込みを入れることで、短時間でも均等に水分が蒸発し、サクサク食感のトーストに仕上がります。
焼く前のちょっとした一手間で、焼き上がりもきれいなトーストになりますよ♪
食パンの耳に沿って切り込みを入れる
食パンの耳に沿って切り込みを入れ貫通させます。
このとき、四隅は貫通しないように注意しましょう。
熱が伝わるのに時間がかかるパンの耳も、切り込みが入ることで短時間で均一に焼けます。
食パン全体に格子状に切り込みを入れる
食パンの厚みの半分くらいの深さに格子状の切り込みを入れる方法です。
縦横2〜3本の切り込みがおすすめ。
均一に水分を蒸発させ、サクサク食感の美味しいトーストになります。
バターが中まで浸透しやすくなり、焼き上がりの見た目も良いのでテンションが上がりますよ♪
トースター以外でも焼ける方法3選!
食パンってトースター以外で焼く方法ってあるの?
トースターを買わなくても、食パンは焼けますよ♪
ここでは3つの方法をご紹介します。
意外に手軽なフライパン
フライパンは面で焼くため、【片面1分、計2分】でムラなくきれいな焼き色に仕上がります。
フライパンの場合、予熱は強火で1〜2分で温度の目安は200℃です。
ただし、フライパンの素材によって多少の差はありますので、下記の表を参考にしてください。
フライパンの素材 | 予熱時間(分) |
鉄製 | 強火で1分 |
フッ素樹脂加工 | 強火で1分20秒 |
セラミック加工 | 強火で2分 |
※IHの場合は、さらに20秒ほど足した時間にしましょう。
焼き方の手順はこちら。
- 1予熱する
- 2食パンをのせ蓋をする
- 3中火に落として1分焼く
- 4ひっくり返し、蓋はせず1分焼く
フライパンの場合、下からの加熱で水分が蒸発してしまうので、乾燥を防ぐためにも蓋をしましょう。
ひっくり返したあとは蓋をせずに焼くことで、サクッとした食感に仕上がります。
背丈の高いパン焼くならオーブン
オーブンは、トースターやフライパンで焼けない、背丈の高いパンを焼くのにおすすめ。
と言うのも、オーブンは庫内の温度を一定に保ち、ゆっくり加熱するのでトーストには不向きです。
食パン1斤を使ったハニートーストなどのように背の高いパンをリベイクするのに適しています。
焼き方の手順をご紹介します。
- 1鉄板を入れた状態で230℃に予熱
- 2霧吹きで直接パンにぬるま湯を吹きかける
- 3加熱
15㎝の食パンで3分、1斤なら5分焼く
予熱はオーブンの「予熱モード」で温度を設定しましょう。
加湿はパンに直接霧吹きで吹きかけます。
その際、ふやけない程度にまんべんなく吹きかけましょう。
トーストに最適な魚焼きグリル
焼くことに特化したグリル、実はトーストに最適なんです。
魚焼きグリルは短時間で最高300℃もの高温になるので、「高温で一気に焼き上げる」ことが得意。
でも、魚焼きグリルで焼いたら、魚の臭いが付くんじゃない?
実は、庫内が暑いうちは蒸気とともに臭いが外に出ていくので、パンには付かないんですよ。
では手順を見ていきましょう。
- 1強火で30秒〜1分予熱
- 2食パンを投入し、1分焼く
- 3ひっくり返し、30秒焼く
加湿する場合はグリルに水を入れましょう。
焼き上がったら、グリルからすぐに出さないと臭いがついてしまうので注意してください。
食パンを美味しく食べるためのひと工夫はコレ♪
食パンを焼くとき以外にも、ちょっとした工夫でトーストを楽しめます。
食パンはブロックの状態で買う
食パンを買うときは、できるだけブロックの状態で買いましょう。
あなたは食パンを買うとき、どのような状態で買っていますか?
私は6枚切りを買ったりホームベーカリーで作ったりしています。
すでにスライスされているものを買うことも多いですよね。
食パンの40%は水分。
スライスされて、空気に触れる面積が増えるとどんどん乾燥してしまうんです。
食べる分だけ切って食べるのがベストですね。
食べきれないときは冷凍保存
スライスされているものを買ったとき、食べきれない場合は冷凍保存しましょう。
水分量の多い食パンの賞味期限は2日ほど。
日数が経つほど水分が抜け、パサパサしてしまいます。
あらかじめ食べられない分は1枚ずつラップに包んで冷凍しましょう。
保存期間は2週間ほどなので、忘れずに早めに食べるようにしてください。
食べるときは、凍ったままトースターに入れ、焼き時間に1〜2分足せば美味しく食べられますよ♪
お皿を温める
トーストを乗せるお皿の温めるのも大切です。
忘れがちなお皿の温め。
お皿が冷たいままだと、トーストとお皿に温度差が生まれ、結露してしまいます。
すると、お皿に溜まった水滴がトーストに触れて、湿気てしまいますよ。
もちろん、トースト自体も冷えてしまうので、美味しさが半減してしまいます。
トースターやグリルの上に置いて置くだけでも、手軽に温められます。
まとめ
- 食パンは焼くことで焼きたての食パンに近い状態になるため、美味しく食べられる
- 食パンを焼くときは、3〜4分予熱してから、高温で約3分焼く
- 食パンを焼くときは、加湿したり切り込みを入れたりするとより美味しく焼ける
- トースターがないときは、フライパン・オーブン・魚焼きグリルでも代用できる
- 食パンを買うときは、ブロックのままのものを買い、食べきれない分は冷凍すると良い
何気なく食べているトースト。
せっかくなら美味しく食べたいですよね。
ちょっとした工夫で美味しく焼けるので、ぜひ試してみてくださいね♪
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